2021.07.31
# エンタメ

タトゥーを入れたら「アイドル」じゃない?「非アイドル」との線引きを考える

「アイドル」とは何なのか?
難波 功士 プロフィール

ガールズバンドからアイドル路線へ

2019年6月には選抜メンバー9名によるデビュー曲がリリースされますが、Яuuの名はそこにはありませんでした。表題曲選抜組の中には楽器初心者もおり、必ずしも各パートでもっとも上手い人が選ばれたわけではなかったのです。

楽器未経験者を含め40名程度のメンバーを擁し、シングルごとに選抜を行い、その様子を冠番組で紹介し続け、グループの成長やメンバーたちの葛藤を描いていくというリアリティショウ的な仕組みからみても、48グループや坂道グループなどの女性アイドルグループ(の成功例)を念頭においたプロジェクトだったのでしょう。原型(プロトタイプ)としてアイドルグループがあり、そのガールズバンド版をめざしたわけです。

生粋のバンド志向のЯuuには釈然としない点もあったでしょうが、カップリング曲を演奏する、上級者揃いの「テクニック選抜」と呼ばれたチームに参加し、そこで相性のよいドラマー(成澤愛実)と出会います。やがてそのコンビ(ドラム&ベース)は、「自慢のリズム隊」と称される存在となっていきました。

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しかし、ザ・コインロッカーズ全体としては停滞が続き、ライブへの集客数が伸びないことなどもあって、2019年末には一挙25名が脱退し、13名だけが残るというリニューアルが行われます。このときЯuu は残留する側に組み込まれます。

あわせてリニューアル後のコンセプトが発表されますが、それは「ガールズバンドアイドル」として新たなカテゴリーを目指す、というものでした。グループの主軸が、バンドからアイドルへと転回したのです。

動画配信プラットフォームのShowroomでも、ザ・コインロッカーズはミュージック枠からアイドル枠へと移り、13名にはネットを通じての新たなファン開拓という課題が与えられます。

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