2021.07.31
# エンタメ

タトゥーを入れたら「アイドル」じゃない?「非アイドル」との線引きを考える

「アイドル」とは何なのか?
難波 功士 プロフィール

アイドルからアーティストに転進した後に、人目につくところにタトゥーを入れる例はこれまでもありました。元NMB48の木下百花が喉元にタトゥーを入れ『アウト×デラックス』(フジテレビ)に出演し、昨年来話題となっています。

木下は、現役アイドル時代からさまざまな髪色をし、ホストキャラなども演じて、破天荒アイドルと呼ばれていましたが、さすがにグループ在籍時にタトゥーはなかったでしょう。2017年にNMB48を卒業し、2020年にタトゥーを入れたもようです。元KAT-TUNの田中聖にしても、タトゥーは事務所退所後のことのようです。

ですが、今回取り上げるのは、もともとあったタトゥーを、アイドル期間はあまり人目につかないようにしていたというケースです。注目するのは、Яuu(ルー)というベーシストです。

2021年3月時点でのザ・コインロッカーズ。後列右から2人目がЯuu
 

2000年生まれのЯuuの音楽への初期衝動は、小学2年生の時に親に連れて行かれたDragon Ashのコンサートまでさかのぼります。Dragon AshのベーシストIKUZONEや、RIZEのベーシストKenKenらの影響で、小学生の頃からベースを弾き始めます。

ハードロック、ハードコアなど、激しいプレイスタイルが要求される世界で、Яuuはぐんぐんと頭角を現していき、やがて音楽で生きていくことを志すようになりました。そして、そうしたバンドシーンの文化のもと、右腕のひじと手首の間に花のタトゥーを入れます。

Яuuにとって大きな転機となったのは、2018年の「秋元康ガールズバンドプロジェクトオーディション」への応募でした。国民的ガールズバンドをつくるとの目標を掲げ、10代の女性を対象としたオーディションです。大手のレコード会社からのデビューや、その一部始終を追う冠番組もあらかじめ用意されていました。

そこで圧倒的な演奏スキルを披露したЯuuは、1万人近くの応募者から40名程度に絞り込まれた合格者の中に残ります。バンド名は、「ザ・コインロッカーズ」となりました。

SPONSORED