国内で“快進撃”の映画『竜とそばかすの姫』 世界でも大ヒットの“予感”が期待できる「ワケ」

数土 直志 プロフィール

海外メディアの評価は?

プレミア上映を受けたメディアの記事も出ているが、ここでも『竜とそばかすの姫』の評価は上々だ。

7月16日付の英国「Time Out 」、「デイリー・テレグラフ」ではいずれも5点満点中で5点をつけた。カナダの「Collider」はA-の評価。米国有力エンタテインメント誌「ハリウッドレポーター」は好意的なレビューと共に、『竜とそばかすの姫』を同誌の選ぶカンヌ国際映画祭2021ベスト20作品にも選んでいる。

 

実際の批評はこんな感じだ。

「ストーリーは子供にも分かりやすく進む一方で、大人に向けては創造的なビジュアルが一コマごとに大量に届けられる。映画の音楽は現実世界のSpotifyでも世代を超えたお気に入りになるに違いない。(制作会社の)スタジオ地図は、いまやスタジオジブリと並ぶ存在になった。『竜とそばかすの姫』はそれほどまでのご馳走なのだ」(Time Outから抜粋)

「『竜とそばかすの姫』はネットの内側と外側での生活をテーマにした美しく、驚くべきSFアニメーションによるおとぎ話である。細田守監督の作品としては2012年の『おおかみこどもの雨と雪』以来の傑作であり、これまでの最高傑作でもある」(デイリー・テレグラフから抜粋)

「疑いようもなく2021年のカンヌ国際映画祭で最も成功した映画のひとつ、最高の2時間をもたらした」(プレミア・フランスから抜粋)

「アニメーションによる日本で最も野心的な映画。技術的に素晴らしいだけでなく、人の心に根ざしている」(ハリウッドレポーターから抜粋)

力強い反応は日本の大ヒットスタートと合わせ、今後予定される『竜とそばかすの姫』の世界各国公開の幸先のよい出足になるだろう。文字どおりスタジオジブリと並び、細田守作品が世界で存在感を発揮する道筋になるかもしれない。

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