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犬や猫が識別しやすいのは「黄色と青」…動物たちの「見える色」をご存知ですか?

配色の組み合わせも実は大切

ペットブーム、動物たちが見ている色の世界は?

新型コロナウイルスの影響で、巣ごもり需要が拡大しています。ペット関連市場もそうした波に乗り、大きな成長を遂げています。2月8日、マーケティング・リサーチを手掛ける矢野経済研究所が発表した「ペットビジネスに関する調査結果」によると、2020年度のペット関連総市場規模は、1兆6,242億円と見込まれており、前年度比3.4%増となっています。

ペットを飼うことで、癒されたり、家族の会話が増えたり、これまでよりも充実した生活を送れるようになったと感じる人が多いようですが、社会全体を見渡すと、飼育放棄問題は依然として解決していません。とはいえ、以前に比べれば、飼育方法や費用などの情報も容易に得られるようになり、飼育放棄のきっかけとなりうる病気や怪我に備えて、健康管理や医療費のこともしっかり考える人が増えてきているようです。

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実際にペットを飼ってみると、動物にはそれぞれ生態や習性があることに気づかされます。たとえば、動物たちが見ている色の世界は、わたしたち人間とは異なります。こうした動物の生態や習性を理解することも、ペットと一緒に暮らすライフスタイルをより豊かにするヒントが見つかるのではないでしょうか。今回は動物たちのさまざまな色覚の特性を見ていきましょう。

わたしたち人間が見分けることのできる色数は、約100万色といわれています。人間の目の網膜には、光の波長の違いによって特異的な反応を生じる3種類の錐体細胞、L(ロング:赤)、M(ミドル:緑)、S(ショート:青)があります。これらの錐体細胞が発する生体信号が脳へ伝達され、色として認知されます。

 

たとえば、S錐体が発する生体信号が脳に伝達されると青と認識され、M錐体とL錐体が発する生体信号が脳へ伝達されると黄色と認識されます。このように、3種類の錐体細胞が発する生体信号の比率によって、脳内のスクリーンにさまざまな色が映し出されるわけです。人間や霊長類の目の網膜には、3種類の錐体細胞があるので、3色型色覚とよばれます。

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