帰り道にも潜む罠
終了時刻になり、司会の人の誘導で男性から退場。これは男性が会場の外で女性を待つことで、二次会に繋げやすくするための工夫なのかな? よく考えられたシステムです。会場の外では何個かグループができていて、やはり二次会に行くような雰囲気になっていました。

ひとつのグループに声をかけていただきましたが、用事があると言ってお断りして駅に向かいます。既婚者合コンという“異世界戦争”を終え、1人なんとも言えない気持ちで駅に向かっていると、あのUさんが正面からこちらに向かって歩いて来ます。
「探してたよ~今から2人で飲みに行きましょう!」
会の終了後、いち早く美熟女を連れて会場を出て行ったはずのUさん。このバイタリティーはもはや尊敬の域。もちろん丁寧にお断りして、本日は帰宅です。
既婚者合コンって、結局何だったの?
こうして無事、既婚者合コン潜入調査は終了しました。
既婚者合コン、一言でいえば「既婚者同士の息抜きの場」といった雰囲気。基本的に「もし良い出会いがあれば…」くらいの感じで、カジュアルに恋人は探しているものの、その場だけを楽しむ目的で来ている方も多かった様子です。
私の行った会の参加者たちはわりと上品で余裕のある人が多く、堅い仕事に就いていたりと、いわゆるハイスペの方ばかり。あと「恋人にするなら同じ既婚者」がいいというのは共通認識のようでした。そして会場でよく聞いたのは「人生は一度きり」「自分の好きに生きた方がいい」という言葉。
それはその通りですが、自分のパートナーと子供にもそれを堂々と言えるのでしょうか?