コロナや独りの不安をアルコールが解消

K美さん(41歳)は、現在独身で某メーカーのPRの仕事をしている。

「4年前に、不妊治療中の意見の相違で、離婚しました。離婚に後悔はなく、次こそいい人を見つけてやるぞ! とマッチングアプリでの婚活もがんばっていました。でも、コロナ禍になってからは、パッタリ。マッチングアプリ内で盛り上がっても、感染リスクを冒してまでも会いたいかというと、そういう人は少ないことがわかってテンションが下がってしまいました」

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2020年4月頃からは緊急事態宣言の影響もあって、仕事も完全にオンラインに切り替わって、人と会うがほとんどなくなった。さらに、海外との取引が多かったこともあり、感染拡大の影響で物資が届かず、新商品の予定も変更が相次いだ。

「会社の業績も悪化の一途で先が見えない状況でした。もしかしたら仕事がなくなる? ということがリアルに感じるようになったのもこの頃でした。そして、感染は更に拡大。一人でコロナに感染したらどうする?といろんなことが不安になりネットで色々検索しては、また不安になるという毎日でした」

そんなとき、K美さんは大学時代の同級生からオンライン飲み会に誘われた。はじめはオンラインの飲み会なんてどうなの?と思いながらも、友達とワイワイしゃべりながらの飲み会は想像以上に盛り上がった。もともとお酒が強い方ではなかったが、みんなで楽しく飲むと不安が払しょくでき、その夜はアルコールも入り、楽しい気持ちで朝までぐっすり眠れたという。

帰宅の心配もないオンライン飲みは気軽で楽しい。ただ飲酒量が増える可能性も。photo/iStock

「人とワイワイと話すこと自体が減っていたので、うれしかったんですよね。またやろう!と言う話になって、定期的にオンライン飲み会を開くようになったんです」

金曜の夜はオンライン飲み、他の日も友達とビデオ通話や電話をしながら「ちょっと飲んじゃう?」ということがK子さんの定番になっていった。「お酒はあまりに強くないと思っていたけど、そうでもないんだ」と飲む楽しさを知ったK美さん。

「ビールは苦くてあまり得意じゃなくて。でも、今いろんな味のお酒があるんですよね。擦ったレモンの皮が入っているとか、果汁がたっぷり入っているとか、めちゃくちゃスッキリしておいしい。いろんな味を試すのも楽しみに。スーパーで買い物をするときも今度はこれを試そうって、必ず購入するようになっていきました」