夫が平気で「パンツ一丁」になる妻には「つらい未来」が待っている

女優・中村メイコが語る「人生のヒント」(1)
掃除、家事、洗濯……、何もできない夫に日々イライラしている方もいるだろう。だが、女優・中村メイコさんと作曲家の神津善行さん夫妻は、違う。家事はそれぞれでやり、介護が必要になっても互いを当てにしないつもりだという。ほどよい夫婦の距離感はどうやったら生まれるのか、新刊『大事なものから捨てなさい』からご紹介しよう。

「旦那様中心」の生活だったあの頃

「旦那様のお出かけよ。メイコさん、どこにいるの!」

姑の声に急かされながら、私は慌てて玄関に向かう。夫のその日の服装に似合うように、茶、黒、紺、白の四足を靴箱から出して、きちんと並べる。どれも姑の手によってピカピカに磨き上げられたものだ。

「じゃあ、今日はこの靴にするよ」

「いってらっしゃいませ」

かつては、こんな光景が日常茶飯事だった。以前の夫は生活のことは何ひとつできず、過保護な姑と私がすべてやっていた。

 

ところが’19年に、私が骨折してから夫は変わった。料理も、洗濯も、掃除も、すべて自分でできるようになった。今や私よりきめ細やかに家事ができる。

そうなってくると、日々の生活においてお互いの領分に入る必要もなくなってくる。私は神津さんの部屋の掃除は一切しないし、私物にも手を触れない。「こんな古い靴捨てればいいのに」なんて思ったとしても、何も言わず、勝手に処分することもない。

私たち夫婦にとっては、それがちょうどいい。

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