2021.07.31
# 確定申告

ウーバー配達員の“自転車代”、キャバ嬢の“私服代”は「経費」になるのか…その「意外すぎる答え」

スモビバ!編集部 プロフィール

――フリーランスのやカメラマンで「○○協会」などに所属している人がいます。その会費は?

宮原: 「諸会費」という勘定科目があります。肩書きがほしくて協会に所属しているなら「宣伝広告費」でもいいですよ。

――音楽ライターは取材のためにミュージシャンのファンクラブに所属したり、頻繁にライブに行ったりしています。その費用も経費にできるんでしょうか?

宮原: ファンクラブの会費も「諸会費」になります。ライブのチケット代は「取材費」かな。そういう場合、取材のためというなら何らかの形でレポートを残しておくのがベターです。

――レポートはブログやSNSでもいいですか?

宮原: ただ「行ってきました! 楽しかった」ではダメでしょう。きちんと記録になっていて、仕事につながるようなクオリティなら説得力がありますね。

――説得力……例えば、占い師が「占いの的中率を上げるために」という理由で海外のパワースポットに行ったとしますよね。アメリカのセドナとか。その交通費や食事代は?

宮原: 仕事に直結するなら経費です。

セドナでのスピリチュアルな自撮りを宣材写真に使うなどして、税務署員を説得できるくらいのパワーがあることを期待します(笑)。

 

動物にまつわるお金アレコレ

――最後に、どうしても聞いておきたい経費があるんです。マジシャンが帽子から出すハト。あれはどこに仕訳したらいいですか?

宮原: 面白い質問がきましたね!

ハトがいくらで売っているか知りませんが、経費になりますよ。1羽が10万円以上なら「減価償却」です。

ちなみに1回きりしか使えない道具、例えば爆破してなくなるなどであれば、10万円以上でも「消耗品費」です。

Photo by iStock

――まさか、真面目に答えていただけると思いませんでした。でも、「減価償却」できるということは、国税庁の「主な減価償却資産の耐用年数表」にハトが掲載されているということですか?

宮原: 実はそうなんです。「生物」という欄に魚類は2年、鳥類は4年、その他のものは8年。牛や馬は荷運び用、繁殖用など用途によって年数が違います。

――知りませんでした。猫カフェの猫や雑貨屋さんの看板犬は8年で「減価償却」……。では、マンガ家が自分やアシスタントの癒しのために猫を飼っていて、その猫がマンガに出てくるとしたら?

宮原: 猫マンガを描くために必要なら、購入代金、餌代、小屋代が経費です。
10万円以上のものは「減価償却」。かわいいペットを備品扱いする是非はおいておきまして。

ちなみにブリーダーの場合は、飼育にかかる費用はすべて育成するための仕入れ代金として原価に加算されます。その動物が売れたときに、飼育費用としてようやく経費にできます。

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