# 確定申告

ウーバー配達員の“自転車代”、キャバ嬢の“私服代”は「経費」になるのか…その「意外すぎる答え」

スモビバ!編集部 プロフィール

――昔、美脚に1億円の保険をかけたタレントさんがいましたよね? その保険料は?

宮原: おそらく損害保険の類だと思います。足のケガなどで1億円ってことはないでしょうから、宣伝効果を狙ってとのことも考えられますね。しかし、個人事業主本人にかける保険は事業の経費になりませんから、所属事務所などが保険をかけたという話ではないでしょうか?

――プロレスラーや柔道の先生などが体づくりのために定期的に焼肉を食べに行く場合の食費は?

Photo by iStock
 

宮原: 微妙ですね。そういう職業の人以外でも焼肉には行きますから。

屁理屈にはなりますけど、一般人が食べる場合の焼肉代の平均がわかれば、それを超えるぶんを経費にしてもいいかもしれません。

あるいは、プロレスラーが所属事務所から、「焼肉を食べろ」と栄養指導されたなどの事実があれば、説得力が増しますね。

――焼肉は計上するのが難しそうですね。では、体づくりのためにプロテインのサプリメントを定期購入していたら?

宮原: 税務調査が入ったときに「筋肉を見せる仕事で、お客さんに『バリバリ!』『キレてる!』『仕上がっている!』とか言われないとダメなんです!」ときっちり主張できればいいかもしれませんね。

――戦力外通告を受けて1年後にトライアウトを受ける予定のスポーツ選手の場合はどうでしょう? バットやボール代、練習場のリース代などがかかりますが、契約できない可能性もあります。

宮原: うーん、数ヶ月間ならボディメンテナンス代として計上できそうですが、契約の目処が立っていないのだと、結局は無職ですから判断に迷います。

選手として活動していなくても、タレント活動や子ども野球教室のためという大義名分があればよいですが、単に再就職のためだけの1年間のトレーニング費用を計上するのは難しいかもしれません。

――最近話題のeスポーツ選手のゲーム代はどうですか?

ゲームを買ったり、毎月定額を課金したり、いろいろなケースがあると思います。強いキャラを買ったり育てたりする「トレーニング代」とも言えそうですが。

宮原: それは仕事のために必要な経費ですから、「ゲーム代」として計上しましょう。そのほうがわかりやすそうなので。

勉強のために読むマンガ代は?

――ところで私のようなの仕事って、ジャンルやその時々の依頼内容によっていろいろな経費がかかるんです。

例えば、書籍の編集や執筆をするなら勉強のためにマンガを読むこともあります。

宮原: 仕事のために買ったマンガならもちろん経費になりますよ。「新聞図書費」ですね。

――例えば確定申告の記事を書くためにe-Taxを体験してみようとマイナンバーカードを取得するとします。そのための証明写真代や戸籍謄本の取得費用などは?

宮原: 僕なら「消耗品費」にしてしまいます。

よく「勘定科目をどれにするかで迷う」という話を聞きますが、実は仕訳の項目にはそれほどこだわらなくていいんです。

それよりも「こういう支出は『消耗品費』にする」など、自分でルールを決めて統一するのが大切です。同じ支出なのに、「消耗品費」になったり「雑費」になったりとバラけているほうが疑問をもたれて税務調査にひっかかりやすくなります。

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