ここ数年でSDGsの認知度はぐっと高まり、アクションを起こしている著名人もたくさんいます。彼らはどのような社会課題について問題意識をもっているのでしょうか。今回は、俳優の中川大志さんに話を聞きました。

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動物たちと一緒に
幸せに暮らしていくために

爽やかな笑顔がまぶしい中川大志さんはシリアスなドラマからコントまで幅広いフィールドで活躍する若手実力派の一人。7月22日公開の『犬部!』は、2010年に刊行されたノンフィクション『北里大学獣医学部 犬部!』(片野ゆか著)を原案とした映画。青森県十和田市に実在した動物愛護サークルの物語だ。

「獣医大生たちが自主的に立ち上げた『犬部』は、行き場を失った犬や猫を保護し、里親の募集や譲渡会などの活動を行っているんです。映画では動物たちの命と向き合っていく上で、動物から人間がもらっているもの、人間が動物たちにしてあげられることが描かれています。『犬部』の存在はもちろん、保護犬や保護猫の事情、獣医療の世界や保健所の歴史など、この作品を通して初めて知る事実がたくさんありました。

僕自身も小さい頃から犬を飼っていて、今はフレンチ・ブルドッグと暮らしている。娘みたいな存在で、いつも癒やされています。仕事が終わると早く帰りたいなと思いますし、一緒に過ごせる時間はとても大切。改めて、犬との暮らしや向き合い方についても考えさせられました」

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動物たちとの共演はもちろん、彼らの名演技も見どころの一つだ。

「ここまでがっつり犬たちと一緒にお芝居をするのは初めてだったので、そこが楽しみでもあり、課題でもありました。彼らは素直で嘘がつけないので、どれだけ心を開いてもらえるか。しっかりと関係性を作れるように、撮影以外の時間も、犬たちが滞在しているところにお邪魔して、お世話の手伝いをさせてもらったり、一緒にお散歩に行ったりして絆を深めていきました。

犬たちは演技するということができない分、素直な反応や、僕たちと気持ちが通じた瞬間をカメラに収められたら、人間の演技以上に感動が伝わると思う。その一瞬を映像に切り取ることができたら、心が動くものになるのではないかなと。根気よく向き合って作っていきました」