2021.07.30
# TikTok

大人はまだ知らない…TikTokが若者から「爆発的に支持される」カラクリ

馬淵 恵梨香 プロフィール

縦動画のショートムービーというUI

小中学生の頃からスマホが存在するZ世代がイメージする標準画面は、もはや横型のテレビではありません。スマホでの写真や動画に慣れていることから、”縦型の動画が普通”であったり”横型が意図的に作られたもの”という深層心理が備わっています。

TikTokで200万人以上のフォロワーを誇る人気クリエイター「伊吹とよへ」の伊吹さんは「仮に僕たちの中でも人気のコンテンツをYoutubeに移して、横型の画面で4〜5分のコンテンツをそのままつくっても、正直うまくいかないと思います」と話します。

自分たちにとって等身大の存在である、どこにでもいる若者自身が日常に近いコンテンツを作り、ユーザーに歩み寄っていく点がTikTokの投稿動画の大きな特徴です。

また、若年層においてはYouTubeよりもTikTokの滞在時間が長くなっているというデータもあり、TikTokのUIにおけるストレスが少ないと考えられます。実際、移動中にスマホを持つ習慣のあるZ世代には縦画面が手にフィットするため、TikTokを見ながら通学をする光景などはよく目にするのではないでしょうか。

 

縦型動画のためスマホで手軽に撮影が可能であること、さらにショートムービーで時間が決まっていることや、音楽に合わせて流行りのダンスを踊るだけで手軽にアップすることができることなどもUI観点で若者に支持される大きな要因だと考えられます。

トップユーチューバーは10分の動画の制作に8時間もかけるといった話も聞きますが、動画を見る時間と同じくらいで制作、アップロードできることは動画投稿のハードルを大幅に下げています。投稿者と閲覧者の敷居が低く、投稿の手軽さは(筆者の肌感ですが)YouTube<<<TikTok<Instagramという絶妙なポジションを確立したことで大きく若者の市民権を得たといえます。

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