桜花学園・井上監督との出会い

クラブチームの中でも、一際目立つ存在だったエブリン選手。そこで今のエブリン選手の強さを得るきっかけとなった出会いがあった。
「たまたまミニバスの大会を観に来ていた井上監督が、自分を見出してくださって、そこで『桜花学園遊びに来る?』って声かけられました。二つ返事で遊びに行きました。でも、当時強豪校って知らなかったので、『このおじちゃんは誰だろう』って感じでした(笑)」

小学生のころのエブリンさん。井上監督や桜花学園のすごさを知らずに遊びに行くことも…写真提供/馬瓜エブリン

桜花学園高等学校はバスケットボールの強豪校であり、監督を務める井上眞一監督は全国大会優勝を68回経験している。その井上監督に認められ、桜花学園に入学したが「トップの厳しさ」を痛感したという。

「いざ高校の練習に入ってみると一瞬にして『こんなところでバスケ続けられるのかな』って思いました。今まで楽しむバスケだったのに勝ちにこだわるバスケになったので、あまりにも厳しすぎて、嫌になってしまい逃げだしたくなる時も何度かありました(笑)。そのときは一瞬、バスケをやめたいと思いましたね。でもやっぱりバスケが好きだなって。井上監督から話をしてもらったり練習して上手くなっていくとやっぱり楽しいなって。そこで粘りましたね」

高校時代はバスケ一筋、遊びや恋愛などの青春なんてなかっただろうと容易に想像できる。
「本当にそうですね。そういう『青春』はした覚えがないです。井上監督とは小学5年生からの仲です。エイプリルフールのときに、ちょっとしたいたずらを仕掛けて体育館中は爆笑の渦。そういうチームの雰囲気が楽しかったです。いたずらは怒らなかったけど、ダッシュしなさいって言われて、嘘だと思ったんですけど本当に走りました」