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「不倫妻」と離婚したい“年収450万円夫”が、あえて「慰謝料」を請求しなかった意外なワケ

露木 幸彦 プロフィール

離婚する。慰謝料はいらない

しかし、妻は認知の実現可能性を知りつつも、「彼が慰謝料を払うのはかわいそう」などと言い、DNA鑑定の協力や離婚届の署名を拒みました。

やはりいまでも心は彼のところにあるわけです。

事ここに及んで、いよいよ祐樹さんとしては絶対に離婚するという決意が固まったといいます。そして、それを妻に受け入れさせるために慰謝料を請求しないという決断をしました。

 

もちろん、祐樹さんは妻が自分以外の男性と肉体関係を結び、子どもを妊娠、出産したこと、そして勝手に子どもの父親に仕立てられたこと…妻の悪行三昧に対して多大な精神的苦痛を強いられているので、慰謝料を請求することは可能です。一方で、回収の見込みがない相手に慰謝料を請求しても仕方がありません。その点、離婚すれば妻はこれから1人で3人の子どもを育てていかなければならず、金銭的な余裕はありません。

そこで、祐樹さんは「僕が離婚を決めたのは子どもの存在を知る前だから」と妻に切り出しました。離婚したい理由は妻の不倫ではなく、長引く別居に区切りをつけるため。すでに妻に対する愛情はないので、2人が肉体関係を結んだのは離婚を決断する前。祐樹さんは「その彼をそれほど恨んでいないし、どうしても慰謝料を払わせたいとは思わないよ」と伝えたのです。

そして祐樹さんは「DNA鑑定と離婚に応じれば、慰謝料を放棄してもいい」と提案したところ、妻はようやく心配が解消されたのか、離婚を承諾したのです。そして「彼と幸せになるわ」という捨て台詞を残し、祐樹さんのもとを去っていったのです。

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