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「不倫妻」と離婚したい“年収450万円夫”が、あえて「慰謝料」を請求しなかった意外なワケ

露木 幸彦 プロフィール

子どものために

こうして妻は男に捨てられてしまったので、仕方なく祐樹さんへ方向転換。「血がつながっていなくても父親のままでいて」と泣きついてきたのです。

しかし、正義感の強い祐樹さんは首を縦に振るわけがありません。「自分が何を言っているのかわかっているのかって言ってやったんです」と語気を強めます。

しかし、妻は「父親が分からないまま育つなんて不憫だわ。かわいそうだと思うなら申立を取り下げて」と言い放ったそうです。そして、「あの子の父親がいなくなるなんて…」と妻は不安そうな顔で続けたそうです。

 

もし嫡出否認の手続きが成功した場合、戸籍の父親欄から祐樹さんの名前が抹消され、空欄になり、父親不明の子として扱われます。本来であればそこで男が自分が子どもの父親だと認めるのなら認知すべきですが、今回は男がそれに反対しているわけです。

そこで妻が誤解しているのは男を説得しない限り、認知できないという点であり、じつはそんなことはありません。たとえば、妻が家庭裁判所に認知の調停を申し立てます。そうすると裁判所は男に対してDNA鑑定を受けるように命じます。そして子どもと男を鑑定し、科学的に親子だと証明されれば、認知せざるを得ず、戸籍の父親欄には男の名前が補充されるのです。

つまり、男に与えられた選択肢は自主的に応じるか、裁判所を通すかどちらかです。「あくまでタイミングの違いで『認知する』という結果は遅かれ早かれ変わらないよ」と祐樹さんはアドバイス。本当に男が子どもの父親なら、妻の言うように「父親不明の子」という状態は解消されるのです。

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