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「不倫妻」と離婚したい“年収450万円夫”が、あえて「慰謝料」を請求しなかった意外なワケ

露木 幸彦 プロフィール

妻は「あの子の父親になって欲しい」

まずは、妻と離婚することです。

「とはいえ離婚したからといって、子どもの父親欄から祐樹さんの名前が抹消されるわけではありませんよ」と筆者は助言しました。

具体的には家庭裁判所へ嫡出否認の訴え(民法774条)を起こし、祐樹さんと子どものDNA鑑定をし、科学的に親子ではないことを証明できた場合、ようやく父親欄は空欄になります。この手続の出訴期間は「出生の事実を知ったときから1年」です(民法777条)。

今回の場合、妻は不倫相手との再婚を望んでいるでしょうから、「奥さんが離婚を拒む理由はないでしょう」と筆者はアドバイス。祐樹さんは早速離婚の申立をしたのですが、妻の反応は“意外なもの”でした。

 

妻は祐樹さんと子どもは戸籍上は親子でも、血縁上は親子ではないことを認めたのですが、それでも「あの子の父親になって欲しい」と図々しく頼んできたというのです。

妻いわく、出生から4ヵ月間。妻は不倫相手の男と交渉を続けるも決裂したそうなのです。交渉したのは「認知」と「養育費」の二点で、最初に引っかかったのは認知だったといいます。

認知とは自分が父親だと認める行為で、役所へ認知届を提出すると子どもの戸籍の父親欄に名前が記載されます。お互いが未婚同士なら問題ありませんが、今回の場合、妻は既婚者です。

そのため、認知の事実は不貞行為の証拠になります。もし認知をすれば、祐樹さんが慰謝料を請求してくる可能性があります。

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