山崎聡一郎さん

「いじめは犯罪?」 『こども六法』著者が教える“子供に聞かれたらこう答える”

法教育から見る子育てのヒント(1)

2020年児童書部門ベストセラー1位(日販・トーハン調べ)、累計売上69万部の『こども六法』(弘文堂)。異例の大ヒットとなり、コミカライズ版も刊行されました。『こども六法』著者で漫画版『まんが こども六法 開廷! こども裁判』(講談社)原案の山崎聡一郎さんに、「いじめ」についてどう認識すべきなのか、また子供や親に何を伝えようと思ったのかを聞きました。

山崎聡一郎さん
【プロフィール】
山崎聡一郎(やまさき・そういちろう)
教育研究者・俳優・写真家。慶應義塾大学SFC研究所所員。
慶應義塾大学総合政策学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。修士(社会学)。研究テーマは「法教育を通じたいじめ問題解決」。著書に『こども六法』(弘文堂)がある。法と教育学会正会員、日本学生法教育連合会正会員。
 

いじめを受けていた頃、法律を知っていたら……。

――法律を子どもでもわかるように易しく訳した『こども六法』。元々はどういう経緯で書かれたのでしょうか。

僕自身が小学校5年生の時にいじめ被害を受けたんです。その後中学で「六法全書」を手に取った時に衝撃を受けた。いじめは傷害罪・侮辱罪などの犯罪にあたることもある、そういったことを当時の自分が知っていたら、もっと自分を守れたのではと思ったのがきっかけです。

――今回、漫画版が出ましたが、どういった経緯だったのでしょうか。

当初から漫画化の話は、たくさん頂いていたんです。でも『こども六法』はいわば法律の「辞書」。広辞苑が漫画にならないように、六法をストーリー化するのは難しい。ただ、今回もらった提案は、子供に身近な問題を擬似裁判で解決していく、その中で法律を学ぶというストーリーでした。これなら『こども六法』の限界を超えられるのでは、と思いました。

『まんが こども六法 開廷! こども裁判』より
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