医療系ライターがコロナに感染

「ワクチン接種がスタートし、自分の番が巡ってくるまであと少しの辛抱。ここまで1年半、感染せずに過ごしてきたのだから、これまで通りの対策をしていれば大丈夫。そんな慢心が油断につながったのかもしれません」というのは、ライターの及川夕子さん。

医療系の記事を数多く執筆しているライターで、仕事柄コロナ禍でも感染対策は万全にしているのは知っていた。ところが先日、新型コロナウイルスに感染。数日後には夫も感染し、それぞれホテルと自宅で療養生活を送ることになった。

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「感染しているとわかったときは、まさか自分が?」と信じられない気持ちが大きく、その後は大きなショックで戸惑いしかありませんでした。主な症状は熱と体の痛み、倦怠感、味覚異常など、よく聞く症状ばかりです。でも、聞くのと実体験するのとでは大違いでした」

回復したかと思ったら熱が再び上がり始める、味がしない、食べられない……。
「明日には、もう少し良くなっているはず……という希望が、何度も何度も打ち砕かれるのです」

次第に、肉体的にも精神的にもどんどん追い詰められていき、「これで軽症なの?」と叫びたくなったという。想像以上に大変な感染症。警戒してはいたものの、その症状については甘く見ていたと、及川さんは語る。

そして、その及川さんの闘病を電話やLINE、メールで見てきた、編集部スタッフも「やはり想像していたものと違う。こんなにつらいものとは思っていなかった」と言う。やはり身近で体験した人の声は貴重だ。

今回、及川さんから「多くの方の感染予防、気づきにつながれば」と自らの経験を時系列でまとめてもらった。

「まさか自分が」と誰もが思う。さらに感染すると甘く考えていたことも見えてきたという(写真はイメージです)photo/iStock