マンガ/杜野 亜希 文/FRaU編集部

院内で広まった、謎のウイルス感染

モンスターペイシェントや院内暴力、様々なトラブルから患者や病院職員を守るために設置された「院内警察隊」の働きを描く、病院×警察の新感覚医療マンガ『H/P ホスピタルポリスの勤務日誌』第5巻が先日7月13日に発売され、完結した。

本作の4巻、5巻では、ウイルスによる患者の死亡事件が起こり、院内警察隊が捜査に乗り出す様子が描かれ、コロナ禍の今だからこそ「他人事じゃない…」とドキッとさせられるような内容も盛り込まれている。

(c)杜野亜希「H/P ホスピタルポリスの勤務日誌」/講談社

前回試し読みとしてお届けした3巻12話では、勤務中に急性虫垂炎になり、腹腔鏡手術を受けた主人公・恋河内環が仕事に復帰。だが再び体に痛みを感じ始めてしまう。

術後の化膿なども見られず、痛みの原因がはっきりしないことに不安を募らせる環だったが、そんな中、「院内警察隊」導入反対派の脳神経内科・松田政近医師から、「ウイルスに感染した」可能性を示唆される。

(c)杜野亜希「H/P ホスピタルポリスの勤務日誌」/講談社

病院は、多様なウイルスや細菌が存在している場所でもある。「院内感染」の可能性が頭をよぎり、顔を曇らせる環に、松田医師は

「もしこの病院でウイルスに感染したとしたら…あなたは医療関係者を責めますか?」と問うのだった……。

(c)杜野亜希「H/P ホスピタルポリスの勤務日誌」/講談社

この出来事に「一瞬、病院側を責めたい気持ちになった」と正直な思いを認め、誰もがモンスターペイシェントになりうることを身をもって痛感した環。

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それにしても、なぜ松田医師は誰のことも信じようとせず、環を試すような発言をしたのか? 彼の過去を知る病院職員から、環は松田医師を変えてしまったある事件について聞かされる。

(c)杜野亜希「H/P ホスピタルポリスの勤務日誌」/講談社

2年前、病院内で患者が「謎のウイルス」により立て続けに不審死する事件が発生。その患者の担当看護師が犯人と疑われ、自ら命を絶った。その看護師の「加古谷千景」こそ、松田医師の恋人だったのだ。