2021.07.21
# 新型コロナウイルス

ワクチン以外にも解決方法はある…日本のコロナ対策がおかしくなった「最大の元凶」

長谷川 学 プロフィール

入院できずに放置される患者が大勢いる

「これは野球にたとえれば、アンパイアがいきなりマウンドに上がってきたのと同じこと。ピッチャー(医療側)が打ち込まれている、ピンチだからと選手でもないアンパイア(保健所)が突然マウンドに上がった。選手はびっくりする。

『あんたらはキャンプにも参加してないし、トレーニングもしてない。それでも、いきなり登場して投げるのか。それなら選手は、しばらく外野の芝生の外に出て、様子を見ようか』―こうしたことが全国で起こった。結果は、医療も介護も機能不全に陥り、コロナ患者と国民が被害を受けることになった」

 

ーーアンパイアが選手になって、うまく行くはずがない。

「どこそこの施設でコロナ患者が出たというときに、どこの病院の、どの医師に頼めばいいのか保健所にはわからない。保健所を外すか、役割を替えなければいけないと思う。

いまのアンパイアのまま、切符のもぎりやグランド整備、マウンドにも立つというのは無理。それなのにいまの法律の下では開業医は保健所に届け出て、それで終わり。保健所は隔離するのが仕事で、忙しいからと、隔離した後は放置することも珍しくない。

自宅待機を指示されたものの、その後、何日たっても保健所から電話一本かかってこず、入院もできずに放置される人が大勢います。一番多いときには大阪だけでも1万人以上の自宅待機者がいて、患者さんの怨嗟の声が全国で渦巻いています」

医療現場を知る国会議員として、批判を覚悟で国会で「2類相当外し」を提言してきた梅村氏。今後、日本が本当の「アフターコロナ」を迎えるためにはどのような体制整備が必要なのか、後編〈菅政権の重大な「誤り」…日本のコロナ対策を遅らせている「保健所縛り」〉でお伝えする。

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