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# 防衛

日本は韓国に「負けて」いる…?貧弱すぎる「防衛費」の現状

懸念は「台湾有事」だけではない

防衛白書で明確になった現状

防衛省は先週火曜日(7月13日)、令和3年版の防衛白書を公表した。

今年の白書は、中国の国力伸長に伴うパワーバランスの変化が原因で、既存の秩序の不確実性が増しているとの危機感をあらわにしたものだ。中国の防衛費の急拡大、米国を上回り世界最大となった海軍海上兵力のさらなる増強、尖閣諸島周辺での中国海警の活動活発化に加えて、台湾有事のリスクに警鐘を鳴らした。

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そのうえで、北朝鮮とロシアのほか、宇宙・サイバー・電磁波といった新しい分野への備えの重要性も訴えている。

そして、最も憂慮せざるを得ないのが、2018年に韓国にも抜き去られたという日本の貧弱な防衛予算の現状である

防衛白書は、国民に防衛の現状や施策、課題を理解してもらい、協力を得ることを目的に、防衛省が毎年発行している。

今年版は内容面で中国への危機感を明確にしたほか、体裁面では本文の前に分厚いダイジェストを設け、写真やグラフをふんだんに使って分かり易く解説する工夫がみられる。自衛隊員の採用難を映して、若者への情報提供も盛り込んだ。

防衛省のホームページにアクセスすれば、無料で読んだり、ダウンロードしたりできるので、興味のある人は一読してほしい。分量は膨大だが、表現は平易だ。筆者もひと晩で“一気読み”した。

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