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47歳でFIREを実現した私が「増配株」に長期投資するワケ

7つのポイントで選びましょう
桶井 道 プロフィール

5%増配を20年継続すると……

次に、「高配当である理由」の調べ方を解説します。高配当株は2種類あります。増配により高配当、株価低迷により高配当、の2つです。

必ず、前者を選ぶ必要があります。業績や財務状況が良く、増配されたことによる高配当が理想なのです。

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後者を選んではダメです。株価は下がれば、いつか必ず上がるというものではありません。原則として、株価は、短期では需給(地政学リスク、政治リスクなどによる動き)で、長期では企業価値(業績)で上げ下げします。長期で株価が下がるにはその企業にきっと理由があります。

それは、きっと業績が悪い、もしくは業績が成長しないと評価されている、または人気がない(例えば、ESG投資に反するという理由など)ということです。業績が悪ければ目先は高配当だったとしても、いずれ減配されます。人気がないなら株価はずっと下がり続けて、配当金で儲けたつもりでも投資元本が棄損されます。

次に、「増配率」および「連続増配年数」を調べます。

「増配率」とは、前年の配当に対して、本年の配当がどれだけ増加されたかを示します。もちろん、これが高いほど優秀です。例えば、毎年5%増配を20年間継続していると仮定すると、配当金(配当利回り)は2.65倍になる計算です。つまり、投資時に配当金が年間100円だったとすると、20年間保有するだけで配当金が年間265円になる訳です。

「連続増配年数」とは、増配を何年間連続で維持しているかを意味します。こちらも数字が大きいほど優秀であることは言うまでもありません。冒頭にて、31年連続増配の花王と65年連続増配のP&Gを例にお伝えした通りです。

 

次に、「配当性向」を調べます。

配当性向は、「一株配当÷一株あたり利益(EPS)」で計算できます。当期利益(=つまり1年間の純利益)のうちどれだけを配当に回しているかが分かります。これがあまりに高いと無理な配当をしていることになり増配できないリスクがあり(もしくは減配リスク)、低すぎると株主還元が充分ではないと判断します。

日本企業は、配当性向30~40%が平均ですので、これが目安です(内部留保が多く、私はそこが不満です)。米国企業は、無配(配当無し)として資金全額を事業にあてて成長させる企業がある一方で、株主還元する企業はマックスで株主に報いようとします。配当性向が40~50%が平均、残りは自社株買いに当てて内部留保はしません。

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