熊谷正寿〔GMOインターネットグループ代表〕「iPadのワクワク感は'94年と同じ」

予測の達人・菅下清廣が連続直撃
セオリー
くまがい まさとし
'63年、長野県生まれ。21歳、手帳に「やりたいことリスト」を書くことから、独自の手帳術を考案。自他共に認める「手帳の伝道師」。'91年、起業。'95年より、インターネット事業をスタート。'99年8月、株式店頭公開を果たす。'05年6月、東証一部に上場。著書に、『一冊の手帳で夢は必ずかなう』(かんき出版)など多数

「はい。移動時間中もがんがん仕事しますから、いろんなグッズが入っています。そうそう、日本ではまだですが、昨日、アメリカで発売されたばかりのiPadを入手しました。初日に30万台売れ、『iBookstore』からは25万冊を超える書籍がダウンロードされた。出版業界はどうなってしまうんでしょう。

 iPhoneもそうですが、こういった新しいデバイスの急速な広がりが、情報の探し方も仕事の仕方も、ライフスタイルも変えていく。僕は『手帳の社長』として有名ですが、新しいデバイスも使いこなして、どんどん情報を取り込まないといけないと考えています。

大きなバッグからおもむろに取りだしたのは、常に携帯している聖書サイズの分厚い手帳。手にしている色あせた紙は、熊谷氏が21歳の時につくった35歳までの「未来年表」だ。作成時から15年後に、「株式公開」という目標を達成できたのも、この「未来年表」をいつも見ていたからだ

 でも、新しいデバイスに触りたがらない人、けっこういますね。触ったこともないのに、iPhoneなんかどうだとか・・・。能書きばかり言う人。

 そんな人には未来予想なんてできません。断言します。なぜなら、お客さまの気持ちにならないと本質がわからないから。なので、僕は誰よりも早く触ってみる」

---では、熊谷代表が、インターネットに最初に触れたのは? 

「'94年、秋葉原の電気店でした。実際に店頭にあったパソコンで試してみたんですよ。それでアメリカのサイトにつながって、『これはすごいビジネスになる!』と直感したのが最初のインターネット体験です。そしてすぐにインターネットビジネスの研究を始め、プロバイダ事業をスタートさせたんですね。