春馬くんはまず人の気持ちを考えた

ファンの間では、春馬さんが仕事を続ける上で、悩みがあったのではないかという指摘がある。
 
「実力、人気、人間関係……芸能界にいたら、常に悩みを抱えていると思います。一般の社会人であっても、人に言えない悩みはあるでしょう。
 
春馬くんは人の気持ちをまず考えて、自分の考えを押し付けることがありません。人の気持ちでものごとを選ぶのではなく、輝く立場の人なんだから、もう少しわがままでいいと話しました」

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春馬さんの不調を、周りのスタッフが気づかなかったのか、という声も少なくない。
 
「私が知っている春馬くんのスタッフさんは、皆さん優しく、よく話を聞いてくれたと思います。自然が好きで緑があると落ち着く春馬くんのために、楽屋には小さなグリーンの鉢植えが置かれていたり…。
 
昨年7月から、マネージャーが変わり、自粛明けの興奮や手探りのコロナ対策、ドラマ撮影にシングル曲の準備と、本当に大変だったと思います。最後のドラマを見ると、春馬くんは、6月6日に会った時よりやせていました。会った後、体調が落ちたのだろうということは、感じました」

春馬さんは、「ローラの役は、30代の間はやりたい」と言っていて、斉藤さんは「3回目の公演はやろうね」と話したという。ブロードウェイの舞台に立つ夢もあった。
 
「春馬くんと共有した、彼の30代の夢は、実現はできなかったけれど、同じ夢を追いかける後輩たちに、なりたい自分になるためのやり方を、伝えていきたいです。そこには、春馬くんのがんばれという声が、いつでも聞こえる気がします」

春馬さんは、なりたい自分をずっと考え続けていた Photo by Getty Images

第3回では、斉藤さんが勧めた「歌手活動」と、春馬さんが持ち歩いていた「ノート」の秘話を紹介する。