ビットコイン「乱高下」のウラで起きた、「AI仮想通貨詐欺」のヤバすぎる手口

「AI」の言葉に思考が止まる…
多田 文明 プロフィール

「詐欺評論家」が詐欺

二つ目は、肩書きを使ってのセミナー勧誘です。

セミナーでの教え込みは、だましを行ううえで、とてもやりやすい方法で、もし受講者が話の途中で疑問が浮かんでも、反論ができませんし、ずっと受け身で聞く形なので、嘘の話も訴えかけやすくなります。

何より密室で行われますから、「儲かる夢を見せたり」「笑わせて、幸せな気分にさせたり」と、思いのままに受講者らの心を揺さぶることができます。冷静になれない状況にさせられるのです。

しかも今回は「詐欺評論家」なる肩書きを使っていたということです。肩書きは大事で、相手が医者、有名人であれば、それを知って聞いただけで話がたいしたことがなくても、すばらしく、ありがたいものに思えてしまいます。

photo by iStock
 

私も詐欺に詳しいジャーナリストとして評論家的立場で活動しています。

詐欺事情に精通しているとの肩書きで話すところは共通しているかもしれませんが、私と彼らでもっとも違うのは、「必ず儲かるような話は絶対にしない」ところです。

私自身も数多くの詐欺の手口を知っており、応用すれば確かに多額のお金を稼ぐことは可能かもしれません。しかしそれは、真に被害者のだまされた時の気持ちを思えば、できるはずもありません。いやそれは、絶対にしてはいけない禁断の行為のはずなのです。

今後、「詐欺評論家」の肩書きを名乗り、投資を募るような話をしてくるような人がいたら、それこそが詐欺師だと疑って下さい。

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