27歳娘と同居する50代夫婦が、「老後の不安」から解放された「特殊な事情」

プロの意見を聞いて、公的な制度に頼る
浜田 裕也 プロフィール

過去にさかのぼって請求できる

次に障害年金の請求時期について確認をするため、筆者は次のような図を描きました。

 

紀香さんの場合、初診日が17歳の時なので、障害認定日は20歳になります。障害年金受給の際にポイントとなるのが、この障害認定日時点での障害の程度です(なお後ほど重症化した場合でも受給は可能)。20歳当時は入院していたとのことなので、障害基礎年金を受給する条件に該当する可能性が高いと思われます。

よって、そこからは、20歳当時から障害基礎年金の受給資格が認められた場合を想定して話を続けました。

実は障害年金の時効は5年となっています。紀香さんの場合、ざっくり言うと20歳から22歳まで年金はすでに時効になっているので支給されず、23歳から27歳までの過去5年分がさかのぼって支給されることになります。初回の振込時に過去5年分がまとめて支給されるので、金額としては約390万円になります。

「それだけもらえるととても安心です。でも一度に給付されると、税金がかなりかかってしまうのではないでしょうか?」

「その心配には及びません。障害年金は非課税なので税金はかかりません」

それを聞いた和子さんはほっとした表情を見せました。

なお、年金と一緒に受け取れる給付金の方は、過去にさかのぼっては支給されません。給付金は障害年金と一緒に請求するのですが、請求書を提出した翌月分からしか支給されないからです。ちなみに給付金も非課税です。

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