27歳娘と同居する50代夫婦が、「老後の不安」から解放された「特殊な事情」

プロの意見を聞いて、公的な制度に頼る
浜田 裕也 プロフィール

困り果てた和子さんは、筆者に相談をすることにしました。確かにご家族だけで障害年金を請求しようとすると、時間がかかってしまうこともあります。和子さんから一通り現状について話を聞いた筆者は、まず障害年金の仕組みについて説明することにしました。

紀香さんが、その障害の原因となった病気で初めて医師の診療を受けた日は17歳の時なので、障害年金の中でも「障害基礎年金」を請求することになります。障害基礎年金には1級と2級があり、より障害の程度が重い方が1級です。仮に彼女が2級に該当した場合、毎月受け取る金額はこのようになります。

  金 額(月額換算)
障害基礎年金(2級) 約6万5000円
障害年金生活者支援給付金 約5000円
合計 約7万円
 

たとえば月7万円のうち1万円を紀香さんの医療費や日用品などにあて、残りの6万円を貯蓄していったとします。仮にこれから先の30年間、両親と同居して貯蓄を続けたとすると6万円×12か月×30年=2160万円が手元に残る計算になります。

なお表中の障害年金生活者支援給付金(以下、給付金とする)とは、障害基礎年金受給者の生活支援のために支払われるものです。

「そうなんですか…。それくらいの金額があれば心強いです」

説明を聞いた和子さんは、少し安堵した様子でそう言いました。

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