追跡!ワクチンはどこへ消えているのか、なぜ足りないのか

1億回分が到着したはずなのに…?

後先考えず「打ちまくれ」と菅政権がハッパをかける一方、あるはずのワクチンが「消える」奇妙な事態が起きている。接種を受けたくとも受けられない人が大多数の中、いったい何が起きているのか。発売中の『週刊現代』が特集する。

 

まだ国民のたった3割

いわゆる「2回目難民」――。兵庫県に住む60代の女性が嘆く。

「1回目は大阪の大規模接種センターに行きました。主人は早々に2回目の接種を受けたのですが、私はパートの都合で2回目をキャンセルしたんです。すると、自治体も近くの病院も受け付けを締め切ってしまって……」

1回目の予約すらままならない人も、まだ大勢いる。愛知県に住む50代の男性は、自治体の集団接種を逃してしまった。不定期で公開される追加枠を予約しようとしても、毎回外れるという。

「自治体が指定している病院やクリニックにも片っ端から電話しているのですが、間が悪いせいか全く予約が取れない。勤め先が小さいので、職域接種も期待できません」

Photo by iStock

コロナワクチンを打てない人々の悲鳴が、全国で上がっている。7月15日時点で、一度でも接種を受けた人の割合は国民の3割、約4000万人にすぎない。残る9000万人弱は待ちぼうけを食っているのである。

関連記事

おすすめの記事