染谷みのる『刷ったもんだ!』2巻より©染谷みのる

「極道入稿」、夜中の袋詰め…印刷会社の「知られざるリアル」が奥深すぎた!

小説や漫画で取り上げたくなる理由

うちわにポスター、卒業アルバムに同人誌……誰もが日常的に接している印刷物だが、それらを紙に刷り切り揃え、時には本を作る人たちの存在を意識する機会は少ない。

週刊モーニングで好評連載中の染谷みのる氏の『刷ったもんだ!』は、そんな印刷会社が舞台のドタバタコメディ。そのコミックス第4巻の発売を記念して、同じ印刷業界で「本ができるまで」を描いた小説『本のエンドロール』の作者である安藤祐介氏との対談が行われた。地味で裏方のイメージが強い印刷会社の職員の姿をドラマティックに描いた両者が語る、「刷りリング」な印刷業界の現場とは?

染谷みのる(そめや・みのる)
漫画家・イラストレーター。奈良県出身。主な作品に『サンタクロースの候補生』(芳文社)、『君はゴースト』(祥伝社)。現在は「モーニング」で『刷ったもんだ!』を連載中。Twitter:@someya28
©染谷みのる
安藤祐介(あんどう・ゆうすけ)
作家。福岡県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。2007年、『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。その他の著書に『不惑のスクラム』『本のエンドロール』『六畳間のピアノマン』などがある。
撮影:森清
 

印刷業界はエンタメになりうるか?

――お二人がお互いの作品を最初に読まれたのはいつでしょう?

染谷:連載前、確か第1話のネームを描いていた頃に、担当編集のIさんから「こういうのが出たよ」と教えていただいて、単行本の『本のエンドロール』を読みました。これから同じ業界を漫画で描こうとしている身としては、「影響されそうだから読まないほうがよかったんじゃないか」と後悔してしまうくらい面白かったです(笑)。

Iさんにも「私が描くとゆるくなりますが大丈夫ですか…?」と弱音を吐いた覚えがあります。自分がゆるく在籍していた印刷業界を舞台にこんな熱い物語が描かれるなんて、本当に感動しきりでした。

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/