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友達とノリで「女性用風俗」利用…いま女性たちが本当に求めているもの

『聖ラブサバイバーズ』座談会(1)

「サクッと女性用風俗、2時間予約かな」「友達とデリばるのも超楽しいよぉ」「こんな真っ当な男の“性”を、私は今からお金で買う…」――。

『ホタルノヒカリ』の作者・ひうらさとるさんの最新作『聖ラブサバイバーズ』第2巻では、独身肉食系女子が女性用風俗を利用するシーンが描かれている。

なぜ女性用風俗を取り上げたのか? 取材を通して見えてきたこととは? いま女性たちは何を求めているのか? ひうらさんと担当編集の助宗佑美さん・粕谷理美さんが語り合った。

《あらすじ》
王子から求められないその痛みも、身体から湧き出る衝動も、ときめきで押さえ込んでいたハル。自分の中にある性欲に気づいているのに、触れ合いたいその想いは王子に伝えられずにいた。そんなあいまいリレーションシップな2人だったが、突然王子からハグをされ事態は急展開!! 一方、恋愛に振り回されたくない秋菜は“性”をお金で買い、忘れられない特別な体験をして...!? ときめきと性欲を持て余す、アラフォー3人の冒険は始まったばかり!!!
 

性や恋をめぐる解放を描く

――『聖ラブサバイバーズ』第2巻では「女性用風俗」が取り上げられています。どのようなきっかけだったのでしょうか?

ひうら:私の友達が女性用風俗を利用したことをブログに書いていたんです。そういうことって秘密にしておくものなのかなと思っていたんですけど、すごくよかったから利用するといいよ、みたいなテンションでオープンに発信していたのが新しくて面白いなと。ちょうど『聖ラブサバイバーズ』に向けて話を進めていたタイミングだったので、取材することにしたんです。

助宗:今回、この3人で作品を作ろうとなったときにLINEグループを作って、性や恋をめぐる解放を描こうといった話をしていたんです。ただ、3人の恋愛話を持ち寄るだけでは、理想や仮想の話とか「巷ではこうらしい」とかふわっとした話しかできずにいて……(笑)。そもそも自分が性愛の冒険をしていないので、理想はあっても具体がないみたいな感じで……そんなときにひうら先生がご友人のブログを共有してくださって、3人の中でも女性用風俗に対する捉え方や価値観が違っていたりして、すごく盛り上がりました。

粕谷:私はたぶん、あのLINEから性の解放を知ったと思っていて……(笑)

助宗:粕谷さんはこの中で一番若いから「女性用風俗を効率的だと思った」と肯定するスピードも早かったですね。ひうら先生と私は結婚していることもあり、すぐにそうは思えなくて。そのときに粕谷さんが自身の恋愛話をたくさんしてくれて思ったのは、性に関することを連帯して話せる人がいると心が休まるということでした。

ひうら:表面的ではなく本当の会話をしているという安心感がありましたね。

助宗:性の悩みはパートナーにも友達にも喋れないし、変なマウンティングになったらイヤだという気持ちからなかなか話せない。でも、今回はテーマがあったおかげで、ひうらさんの若い頃や粕谷さんの20代の話を聞くことができて、性に対する孤独が薄れていったんです。そうした打ち合わせは作品に反映されていると思います。

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