――外国人を対象にアカウントの売り買いがあったという記事や本来就労できない在留資格であるにもかかわらず働いていていたために検挙されたというニュースを目にしました。

青柳:外国人は留学生も多いのですが、技能実習生もいます。ベトナムなどの東南アジアの人たちが多いですね。技能実習生は副業でアルバイトをすることができません。そこで、UberEatsは現在、外国人に対しては登録時のパスポートや在留資格のデータのアップロードの後、コンプライアンスセンターで現物確認を求めています。

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新体系で報酬が不透明に

――UberEatsに最近、異変があったそうですね。

青柳:今、マック地蔵が消えています。というのも、東京では5月10日から報酬体系が新しくなったんです。

今まで距離のみで報酬がカウントされていたのが、「距離と時間で決まるベース料金」と「その他の要因で決まる配達調整金」の2つによって決まることになったんですね。今までは、距離のみでなので一日いくら稼げるか自分で計算することができたんですが、この「配達調整金」の登場で、どういう理屈で自分がこの報酬なのかということがわからなくなってしまった

マックはたくさん店舗があって需要も多いので、距離が短くても回数が稼げるところに魅力があったんです。ところが、今回の報酬体系の変更で回数と報酬は比例するとは限らなくなりました。マック地蔵だった人たちは今、ばらけている状態ですね。

『東京自転車節』より (C)水口屋フィルム/ノンデライコ

――今、UberEatsをやっている人たちはどのような人たちが多いのでしょうか。

青柳:副業でやっている人もメインの収入のためにやってる人も両方います。日本でスタート当時の2016年から比べれば、配達員も加盟店も利用者も増えて全国に拡大していますが、コロナが起爆剤になったことは否めません。

コロナ禍前は古参の人たちがアスリート的にやっていました。その中には今でも専業でノウハウを紹介してアフィリエイトで稼いでいる人たちもいます。コロナ禍後は職を失った人たちが入ってきて、1年経った今は外国人が増えた印象です。