Photo by iStock
# 仕事術

「新しいこと」を始めても「挫折しない」人が実践してる5つのステップ

学びのプロが説く「できる人の共通点」2
仕事や私生活をより良いものにするために、新しいことを始めたいが、なかなか行動できないし、行動したとしてもすぐにやめて戻ってしまう。そんな人は少なくないだろう。せっかくのチャレンジを挫折しないためには一体どうすればいいのか。
社会人教育に関するさまざまなサービスを運営する株式会社リカレントの松田航社長が解説する「できる人に共通するやり方」。〈【前編】本当に「生産性が高い人」が「効率」よりも大事にしてるものとは…?〉では「正しい生産性の高め方」を説いた松田氏が明かす、「挫折しない人」が実践するステップとは。

新しいことができないのは当然

「やらなきゃいけないことはわかってるんだけど、なかなか手が出ない……」

「英語を話せるようになろうと決めて、勉強を始めてみた。でも3日も経たずに続かなくなってしまった……」

Photo by iStock

このような経験はありませんか? ほとんどの人が何度もこういったことを繰り返していると思います。それで自己嫌悪に陥ってしまっている方もいるでしょう。

しかし、自己嫌悪に陥る必要はありません。それは人間として当たり前だからです。

 

人間が文明らしい文明を築いているのはここ数千年の話で、もともとずっと野生で過ごしてきました。野性時代は生き残ることが最重要です。現在続いている人類の根本は、野生で生き残るという遺伝子です。

野生の中で生き残るために最も効果的かつ効率的な方法は、「一度やって安全だった行動を繰り返す」ことです。「この季節にこの山に行けば果実が採れる」「朝の時間であれば、猛獣はいない」など、安全が確保されていることを繰り返すことが生き残るための最良の行動でした。

「あそこの山にも果実はあるはずだ。採りに行こう」とチャレンジ精神を発揮したらどうでしょうか? 何回かはうまくいくかもしれません。しかし、それを何度もやったらどこかで失敗します。結果的に死んでしまう可能性が高いので、そういう人の遺伝子は残りにくい。

もちろん、獲物を狩り尽くした場合であれば、チャレンジ精神は必要ですが、それはあくまでも非常時の話です。通常時はやはり安定・安全サイドに振った方が生き残る確率は高いのです。

それは、野生の状態から知性を獲得して、文明化が進んでからもそこまで大きくは変わりません。農業や建築なども、基本的にはこれまでの繰り返しが重要です。誰しもに、新しいことが特に推奨されるようになってきているのは、多めに見積もってもここ百数十年のことではないでしょうか。

関連記事

おすすめの記事