「遅れた国」韓国の巻き返しにいら立つネトウヨと、女子高生のバトル

この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体6
青木 理, 安田 浩一

女子高生とネトウヨのバトル

青木 K-POPファンからすれば、そういうネトウヨ活動家はどう映るんですかね。

安田 女子高生のK-POPファンがネットで「うざい」と書いて、それに対して「オレたちをうざいと言った」とネトウヨが逆上するという一幕もありましたね。女性に何か言われると余計にムキになりますからね。

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青木 「うざい」と言われて逆上って、本当にバカバカしい話だけれど、「うざい」のはそのとおりじゃないですか(笑)。

いずれにせよ、嫌韓を煽る政治やネトウヨ連中がはびこる一方、韓国のポップカルチャーに親しむ若年層や女性層が現在の日本には並存している。ともに両国の歴史への正確な知識などが薄いとしても、後者の層が今後の両国関係を新たにつなぎ直していく可能性は秘めているのかもしれません。

ただ、日韓関係の悪化を煽る政治やメディアの影響が今後、そうした文化的な潮流に悪影響を及ぼしていく可能性も否定できない。安田さんがおっしゃるように、注意深く見ていく必要はあるんでしょうね。

 
次回は『「土人」発言の深層』です。明日更新!
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まえがき 切り捨ての時代を招いたもの
第一章    対韓感情悪化の源流とそれをもたらした日本社会の構造的変化
第二章    友好から対立へ 日韓それぞれの事情
第三章    恫喝と狡猾の政治が生む嫌な空気
第四章    社会を蝕む憎悪の病理 ヘイトクライムを生む確信犯的無責任と無知
あとがき 矛盾から逃げてはいけない

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