竹の旬を見極める匠
タンタンは竹の枝と葉っぱ、どちらもよく食べていますが、味や栄養に違いはあるのでしょうか。梅元さんによると、パンダはどちらが好きというわけではなく、季節によってよく食べる部分が違うのだそうです。

竹は、タケノコの季節には枝や軸の部分に、秋冬は葉っぱの方に栄養があるのだとか。「秋冬の食欲が上がってくる時期は、葉っぱを食べて、さらに足りないから枝も食べるという感じですね」と、梅元さん。
「旬のものを本能的に理解して食べているんでしょうね。そのあたりは、パンダにしか分からないところですが……」(梅元さん)

ペレットは、時間をかけて味わって食べるため、どっしりと台にもたれることが多いのだとか。「ああやって、台にもたれる姿勢が楽なんですよね」(梅元さん)私たちの大好物、巨大おにぎりの出来上がりですね。


最近は、パンダ団子というお楽しみも増えました。パンダ団子は1つ150グラムほど。1週間に1キロ強を、7日分に分けて与えています。

「タンタンも、パンダ団子を気に入ってくれているようなので、もう少し増やそうかなと思いますが、これはあくまでおやつ。本当は竹をしっかり食べて欲しいですね」と、梅元さん。主食とおやつをバランス良く。パンダも人間も、これが健康の秘訣ですね。