【独自】開発に1兆4000億円もかかる次の戦闘機…防衛省の「浪費」がまた明らかに!

製造までに「3兆円」必要と見られる
半田 滋 プロフィール

エンジン開発をめぐり、日英関係が深化すれば、米国優位を崩す足掛かりになるかもしれない。

開発費「1兆4000億円」は高すぎないか?

ただ、防衛省には弱点がある。1兆4000億円にのぼる開発費そのものである。

仮にエンジンを開発せず、輸入品にすれば、約4000億円節約できるという。すると開発費は1兆円もしくは1兆円以内に収まる可能性がある。

英国と共同開発を進めたとしても米国製と同じレベルのエンジンが開発できるとは限らない。その場合、米国のGEか、プラット・アンド・ホイットニーのエンジンを購入するほかない。

開発失敗まで視野に入れるとすれば、米国の機嫌を損ねるのは得策ではないというわけだ。

ところで、防衛省内に膨れ上がった開発費に対する驚きはない。

韓国が国産の次期戦闘機(KFX)に8兆7000億ウォン(約8340億円)もの開発費を投じるからだ。KFXのステルス性は中途半端なうえ、武器搭載も不十分とされる。これに対し、世界一を目指す日本版次期戦闘機は開発費が高騰してもやむを得ないというのだろうか。

韓国が開発を進める次期戦闘機「KFX」の模型=ウィキメディアコモンズより
 

政府のコロナ対策予備費は5兆円。鎮静化するまで、どれほどカネがかかるか分からない。そうした中で次期戦闘機に1兆4000億円の開発費を投じ、1機200億円ともされる機体を90機製造するのだ。総額は間違いなく3兆円を超える。

防衛省はこうした見積もりを明らかにしていない。次期戦闘機を開発する必要性と総費用を説明し、国民の理解を得なければならない。

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