SHIBUYA TSUTAYA[Photo by gettyimages]
# TSUTAYA

まさかの「VHS」復権…?渋谷のTSUTAYAが「ビデオコーナー」を拡充したワケ

意外にも、20代の若者に刺さっている

まさかの「VHS映画コーナー」拡充

コロナ禍になり、動画配信サービスで映画やドラマを楽しんでいる人は一層増えたことだろう。しかし、家から出ずに作品を視聴するスタイルに慣れた人ほど、自分が足しげくレンタルショップに通っていた日々を忘れてしまってはいないだろうか?

そんななか、レンタルビデオ業界最大手・TSUTAYAの旗艦店であり、渋谷駅前に地下2階~地上7階までの9フロアを有するSHIBUYA TSUTAYAが、映画ファンを唸らせるリニューアルを果たしていたのである。

スクランブル交差点の一角にあるSHIBUYA TSUTAYA(TSUTAYA提供)
 

映像・音楽作品ともに、日本でトップレベルの在庫を誇る同店であったが、2020年9月17日に行われたそのリニューアルで、「日本最大級の映画ミュージアム」と称して約20万本の作品を取り揃えた。それだけでなく「渋谷フィルムコレクション」と題し、旧メディアであるVHS(ビデオ)だけの映画コーナーを新設したのだ。

今回は、映像配信時代に意外な戦略に打って出たSHIBUYA TSUTAYAの広報担当・塘 慶太(つつみ・けいた)氏にインタビュー。リニューアルの詳細と、そこに込めた並々ならぬ映画愛について語っていただいた(以下、「」内は塘氏のコメント)。

SHIBUYA TSUTAYAのレンタルDVDコーナー(TSUTAYA提供)

“映画に埋もれる”体験をしてほしい

まず、このリニューアル企画が発足した経緯について伺った。

「昨年のコロナ禍で長期休店したことが始まりだったかもしれません。数ヶ月に及ぶ初めての長期休店を経験するなかで、お客様に『家で映画を観たい』という需要が広まっていくのを感じていましたし、実際に休店中にもそうしたお客様の声がたくさん届いていました。

映像配信時代になり、映画やドラマに対するニーズやトレンドが変わってきていますが、それでもこれだけ待っていてくれる方がいるんだな、と感動したんです。そんな思いに応える意味と、SHIBUYA TSUTAYAの持ち味である圧倒的な作品在庫数を全面に押し出す企画として、今回のリニューアルに至りました」

関連記事

おすすめの記事