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東京都議選「戦略勝ち」を収めた小池都知事が見据える「衆院選の焦点」

まさかの「自民党入り」もあり得る…?

踏みとどまった都民ファースト

7月4日、東京都議選の投開票が行われた。

選挙結果は、都民ファ31、自民30、公明22、共産18、立民13、維新1、その他5が当選した(0時30分時点、NHK速報より)。

事前の予測では「都民ファ惨敗、自民圧勝」というものもあったが、蓋を開けてみれば、自民はそれほど勝てず伸び悩み、都民ファはかなり踏みとどまった。

この要因はいろいろ考えられるが、政策論争というより、新型コロナで、東京都は第5波がくるというメディア報道が関係したのかもしれない。本コラムでも、新型コロナと内閣支持率の間には、きれいな逆相関があることを示した〈菅政権、実は「次の成功」を確信している「シンプルな理由」があった〉。

もっとも、新型コロナ状況の数字をみるには注意が必要だ。たしかに、新規感染者数は増えている。そのことだけをマスコミは報道しているが、その中身は若者ばかりだ。そのため、重症化にはほとんどいたらない。このため、東京都では、死者数は激減している。

 

これなら、新型コロナは、さほど危険ではない。少なくとも、一番危険である医療崩壊を招くような事態にはそう簡単にならないだろう。あえていえば、今はほとんどいないインフルエンザ患者が増えているよう状況とさほど変わりはないのだろう。

ちなみに、東京都だけではなく日本全体の感染者数と死者数を他のG7諸国と比較したものを掲げておこう。筆者の予想したものとかなり近い状況だ。大きな波にはなっておらず、少なくとも近い将来に医療崩壊が起こるような状況でもない。

こうした中で、都民ファの健闘には、小池百合子都知事の貢献もあるだろうと筆者は見ている。先週の本コラムで、小池氏が過労のため入院したことを書いた。その段階で、筆者はこれで都民ファは都議選で惨敗すると見立てたが、これは小池氏一流の仕掛けだった。

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