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今年発効した「核兵器禁止条約」をご存じですか?…約20年ぶりに成立した核軍縮の条約

サイエンス365days

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法的な拘束力をもつ核兵器禁止条約

2017年の今日(7月7日)、 ニューヨーク国連本部の総会で核兵器禁止条約(Treaty on Prohibition of Nuclear Weapons, TPNW)が採択されました。

 

この条約は20年ぶりに成立した法的な拘束力を持つ核軍縮の条約となります。

その内容は前文で核兵器による非人道的な被害の様子や被爆者の痛々しい姿に触れ、以後の20ヵ条で核兵器の実験、開発のみならず受容や移転、そして「核兵器を使用するぞ」といった威嚇などを禁止しています。

この条約が発効するには50ヵ国の批准が必要でしたが、2017年末時点で批准していた国はたった3ヵ国でした。

その後、2020年10月24日のホンジュラス共和国の批准によって規定の50ヵ国に到達し、2021年の1月22日に条約が発効されることとなりました。

この条約によって核兵器廃絶への道のりが開けたかに思えますが、世界の核保有国や核の傘に下にいる国々はこの条約に参加しておらず、日本も唯一の被爆国でありながら、この条約を批准していません。

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過去の核軍縮の条約についての記事はこちら

9月10日 包括的核実験禁止条約採択(1996年)

4月11日 アフリカ非核兵器地帯条約が署名される(1996年)

12月19日 国連総会で宇宙条約が採択(1966年)

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