2021.07.07
# 中国

習近平が“身構える”…! 20万人インド軍vs中国人民解放軍が「一触即発」、中印国境地帯のヤバすぎる現実

藤 和彦 プロフィール

ヤバすぎる中印の対立

今年2月ヒマラヤ山脈の麓のインド・ウッタカランド州で作業中の従業員が、ナンダ・デヴィ氷河の崩壊により発生した大洪水に飲み込まれて多数死亡するという事故が発生したが、その原因はこの地域の水力発電所建設にともなう地盤の揺れである。

その後の調査では氷河崩壊は時間の問題であったことが明らかになっている。

氷河崩壊の危険はこの箇所だけではない。ヒマラヤ地帯全域にわたるリスク要因である。2019年の調査によれば、ヒマラヤの氷河は今世紀に入ってから、それまでの25年間に比べて2倍の速さで溶けていることが明らかになっている。

衛星写真の分析によれば、ヒマラヤ地域に存在する氷河は全部で3624あり、そのうち47は非常に危険であることがわかったという。温暖化による氷河の崩壊がこのところ相次いでいるのだ。

 

このような状況下で、中国での大規模な水力発電建設にともなう氷河崩壊というリスクを、インド側は黙って見過ごすわけにはいかないだろう。

米ウッドウェル気候研究センターの専門家は「上流地域にある中国が先に立ち上がり、包括的な形で河川管理を巡る協定をインドとの間で結ばなければならない」と提言しているが、中国はメコン川流域の水力発電プロジェクトで東南アジア諸国と摩擦を起こした前歴がある。

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