習近平の傲慢…中国共産党結党100周年で自らを毛沢東と「同格」扱いした理由

「強国」という言葉を繰り返し…

別格の存在感

中国共産党結党100周年の7月1日午前9時1分(日本時間)、李克強政治局常務委員(首相・序列2位)は北京市内の天安門広場で開催された記念式典の開会を宣言した――。

習近平総書記(国家主席)が天安門の楼上に居並ぶ胡錦濤前総書記(前国家主席)、温家宝前首相、宋平・元政治局常務委員など党長老を前に66分間に及んだ演説を開始したのは同9時24分。楼上で習氏ただ一人がグレーの中国礼服「中山服」(人民服)に身を包み、別格の存在感を示した。

習総書記は演説の冒頭に「社会主義現代化強国の全面的な実現という次の(中華人民共和国成立から)100年の奮闘目標に向けて意気盛んに邁進することを厳かに宣言する」と述べた上で、「強国」という言葉を繰り返しつつ、次のように誇示した。

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「毛沢東同志、鄧小平同志、江沢民同志、胡錦濤同志を主要な代表とする中国共産党人は、中華民族の偉大な復興のために、歴史書を光り輝かせる偉大な業績をあげた。私たちは彼らに崇高なる敬意を表する」、「中国を救えるのは社会主義だけであり、中国を発展させられるのは中国の特色ある社会主義だけである」、「中国共産党がなければ、新中国はなく、中華民族の偉大な復興もない。歴史と人民は中国共産党を選んだ」、「人類の運命共同体の道を守り、『一帯一路』の質の高い発展を促し、世界に新たな機会を提供しなければならない」。

 

さらに続けて「より強力な能力と防御するための信頼性の高い手段で人民解放軍を建設すれば、国家主権、安全、発展の利益を守ることができる」、「中国の人民は、いかなる外部勢力が私たちをいじめ、抑圧し、奴隷のようにすることも決して許さない。故意に(圧力を)かけようとすれば、14億人を超える中国人民の血肉で築かれた『鋼鉄の長城』の前に打ちのめされることになるだろう」、「両岸の同胞を含むすべての中華の人々は、心を一つにし、団結して前進し、いかなる『台湾独立』のたくらみも断固として粉砕し、民族復興の美しい未来を創造しなければならない。いかなる人も中国人民の国家主権と領土を完全に守るという強い決心、意志、強大な能力を見くびってはならない」。そして最後に右手拳を突き上げて「偉大で、光栄で、正しい中国共産党万歳!」で締め括ったのだ。

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