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# 飲食店

「回転寿司が100円」なのも日本だけ…?長引くデフレの「ヤバすぎる現実」

さらなる値下げの時代がやってくる?
「100円均一」を売りにする回転寿司チェーンはここ10数年で一気に覇権を握った。だが回転寿司も、日本だけが「安すぎ」で、やはり海外の現地出店ではより高い価格設定になっているという。そのうえ、この国はさらなる「値下げの時代」に突入するかもしれない。中藤玲著『安いニッポン「価格」が示す停滞』(日本経済新聞出版)から一部を再構成して掲載する。

「無限くら寿司」がヒットしたワケ

日本で「100円」の代名詞といえばもう一つ、回転ずしがある。最近、またその「安さ」が注目される出来事があった。2020年10月、政府による外食の需要喚起策「GoToイート」が始まった頃だ。

新型コロナウイルスの感染防止に伴う外出自粛によって需要が落ち込んだ飲食店を支援するための国策で、指定された予約サイトを通じて飲食店を予約すれば、午後3時以降の夕食は1人あたり1000円相当のポイントがもらえるという仕組みである。

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お得なのは対象飲食店全てに共通するが、特にネットなどで話題になったのが、「無限くら寿司」という言葉だった。

予約サイトの「EPARK」を利用して回転ずしチェーン大手の「無添くら寿司」を予約すると、例えば夜に2人で2000円の食事をとれば、2人で2000円分のポイントが付与される。

この2000ポイントで次回予約をして2000円分を食べると、また2000円分のポイントが付く。まさに無限ループのように最低限の実費負担で繰り返し食事をとれることから、店名の「無添くら寿司」とかけて「無限くら寿司」と呼ばれた。

四国に住む60歳代の女性は「最初の負担額以外はほとんどタダ。とにかく安くておいしいので期間中は毎週行っていた」と話す。都内ではすぐに予約が埋まり、2020年10月の全国既存店売上高は前年同月比25%も増えた。

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