IR招致が暗礁に乗り上げはじめた横浜/photo by iStock
# 政治

菅首相に反旗を翻した小此木氏…日本の「カジノ招致」のお粗末すぎる実態

世界的に見ても周回遅れ

反旗を翻した菅首相の「盟友」

今やすっかり耳にすることが少なくなった“日本版カジノ”。その日本版カジノ構想が、新型コロナウイルスの影響もあり、大きな曲がり角を迎えている。

「IR(統合型リゾート)の横浜への誘致を取りやめる」。現役閣僚であった国家公安委員長を辞任した小此木八郎氏は、6月25日に横浜市長選への出馬表明で明言した。

小此木八郎氏/photo by gettyimages

IRの“最大の目玉”はカジノ施設だ。むしろ、カジノのために国際会議場やホテル、ショッピング施設を併設したリゾートと言った方が正しい。つまり、小此木氏は横浜へのカジノ誘致をやめることを市長選の公約としたのだ。

小此木八郎氏は、通商産業大臣、建設大臣を歴任した故小此木彦三郎氏の三男。自身も衆議院議員として国家公安委員長などを務めた。菅義偉首相が父・彦三郎氏の秘書を務めていたことから、菅首相とは“盟友”関係と言われている。

彦三郎氏の選挙地盤だった旧神奈川1区からは、小選挙区比例代表制の導入により、1996年の衆議院選で神奈川2区から菅首相が、神奈川3区から小此木八郎氏が出馬した。

 

小此木氏の地盤は菅首相の地盤でもあり、小此木氏と菅首相は40年以上の付き合いだ。

IRは安倍晋三前首相が打ち出した成長戦略の一つ。安倍路線の継承を自認する菅首相にとっても重要案件だ。選挙地盤である横浜へのIR誘致では、菅首相は林文子市長と“二人三脚”で準備を進めてきた。

小此木八郎氏自身も衆議院議員としてIR関連法案に賛成し、国家公安委員長としてIRを推進してきた。菅首相と共に、林市長の横浜へのIR誘致を支えていた小此木氏が、何故、突然の“ちゃぶ台返し”をしたのか。

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