パパ活するほど困窮しても…25歳・地下アイドルの願望「何者かになりたい」

パパ活~新貧困時代の女たち(4)後編

ここ数年、パパ活というカジュアルな呼称で性商売に手を出す女性が増えている。

パパ活アプリを使って資金援助してくれる男性を探し、食事やデートあるいはその先の行為を提供して稼いでいるのだ。

彼女たちはなぜ、パパ活に手を出してしまうのか。

※本記事は、パパ活女子がインタビューで語った内容を一切脚色せずにまとめたものです。決してパパ活を推奨する意図ではないことを注記します。

 

25歳・地下アイドルの願望「何者かになりたい」

CASE4
名前:夏美(仮名)
年齢:25歳
職業:地下アイドル
パパ活歴:9ヶ月

「どうしても、ステージに立つことを諦めたくなかったんです」

某IT企業の内定を勝ち取っていたにも関わらず、地下アイドルの道を選んだ理由を尋ねたところ、夏美さんは強い意志を感じる口調でそう言った。

彼女は都内の有名私大出身で、大学時代の友人たちはメガバンクや広告代理店、テレビ局など名だたる大企業に就職している。

そんな中で夏美さんだけが、地下アイドルという不安定で異色な経歴を選んだ。

もちろん彼女自身、賢い決断でないことはわかっていた。そのまま普通に就職し、真面目に働きさえすれば、少なくとも金銭的には安定した人生を送れることも知っていた。

しかし夏美さんは、就職活動中に繰り返した自己分析の結果、やはり自分はどうしても舞台でスポットライトを浴びる仕事がしたいし、そうするべきだと思うに至ったという。

彼女の言葉でいう「裏方」の会社員になり、脚光を浴びる機会もなく、何者でもない人生をただ生きていく――そんな未来には、まるで希望も関心も持てなかったのだ。

社会人になった夏美さんは、地下アイドルとして月15〜20回のライブに出演しながら、並行してテレビ番組の制作会社でアルバイトを始めた。

インタビューで語っていたように、彼女が地下アイドルとして手にできる月収は5万円そこそこ。これではとてもじゃないが生活できない。アルバイトで足りない分を補填し、どうにか月収15万円以上を維持して、ギリギリのところで生計を立てていた。

ところが昨年8月、彼女の身を予想外の不運が襲った。

持病の自己免疫疾患を悪化させ、およそ2ヶ月に渡って入退院を繰り返すこととなってしまったのだ。

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