メルカリ転売で儲けたら、家に税務署がやってきた【2021年上半期ベスト記事】

証拠が丸わかり
週刊現代 プロフィール

「メルカリで年100万円以上の収入を得ているというのは本当ですか」

「メルカリの販売履歴を見せてくれませんか」

「売り上げはどこへ入金されているのですか」

「では、その口座への入金を確認したいので、預金通帳を見せてください」

まるで、佐藤さんのメルカリに関するすべての情報を把握しているかのように、質問を畳みかけてくる調査官たち。

そもそも税務署に目をつけられた原因は、佐藤さんが顧客の獲得を目的に開設したブログやSNSだった。

うかつにも佐藤さんは「今月の売り上げは20万円になりました!」といった自身の副業の収入が誰からも分かるような書き込みをしており、そこに税務署が申告漏れの可能性を見出したのである。

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そうとなったら、税務署の行動は早い。佐藤さん名義の口座情報を銀行に照会し、メルカリからと思しき入金情報を事前に入手するなど内偵調査が実施されていた。佐藤さんにとっては突然の来訪でも、税務署にとっては、実は準備万端だったわけだ。

午後になっても、調査官による追及の手は緩まない。長時間の緊張による疲労によって、佐藤さんは取り返しのつかない過ちを犯してしまう。

調査官 「改めて確認しますが、商品を売っていたサイトはメルカリでよかったですね」

佐藤 「ええ、メルカリです……」

調査官 「メルカリだけですね」

佐藤 「は、はい……」

調査官 「あなた名義の別の預金口座を確認したところ、異なるフリマサイトからの入金を確認しましたよ。これ」

佐藤 「忘れておりました、本当にすみません」

そう。佐藤さんはハンドメイドの商品をより広範囲に売るべく、メルカリ以外のフリマアプリにも出品していたにもかかわらず、あろうことか調査官にウソをついてしまったのだ。

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