中国の習近平国家主席[Photo by gettyimages]

ついに中国高官がアメリカ亡命? 米中の「表に出せない秘密」を握っている可能性

「主流派メディア」は否定的だが…

「中国高官がアメリカに亡命」の真偽

「中国の情報機関ナンバー2が米国に亡命した」という噂が世界に広がっている。初めはネット・メディアやタブロイド紙のネタだったが、ここへきて、ニューズウィークや米ABCなど「主流派メディア」も取り上げ始めた。いったい、何が起きているのか。

私はこの話を「夕刊フジ」の連載コラム(6月26日付)で取り上げたが、ここでは初めてなので、まず概要を紹介しよう(https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210626/for2106260001-n1.html)。「亡命」が噂されたのは、中国の情報機関である国家安全部の董経緯(ドン・ジンウェイ)副部長だ。

報道によれば、董氏は2月、米国カリフォルニア州の大学にいる娘を訪ねるために、香港から米国に入国した(娘も香港から同行した、という説もある)。入国後に国防総省の情報機関である国防情報局(DIA)に亡命の意思を伝え、現在はDIAの保護下にある、という。

Photo by iStock
 

最初に報じたのは「レッド・ステイト」という米国の保守派ネットメディアだった。同社は6月4日、名前を明らかにせずに「中国の最高レベルの高官が米国に亡命した」と伝えた。(https://redstate.com/jenvanlaar/2021/06/04/exclusive-high-ranking-chinese-defector-has-direct-knowledge-of-several-chinese-special-weapons-programs-n391238)。

記事を読めば、お分かりのように、端緒は「アダム・ホースリイ」というジャーナリストが同日、ツイッターに投稿した記事だった(https://twitter.com/adamhousley/status/1400670397473775617)。同氏はエミー賞も受賞したFOXニュースの元記者で「最近、中国への圧力が増したのは、亡命者の情報があるからだ、と聞いた」などと発信した。

ジャーナリストのアダム・ホースリイ氏[Photo by gettyimages]
 

「中国への圧力が増した」というのは、ジョー・バイデン米大統領が5月26日、中央情報局(CIA)など情報機関に「新型コロナの起源を調査せよ」と指示した件を指す、と思われる。時系列で考えると、そう考えるのが自然だ。

その後、レッド・ステイトは6月11日に「高官は新型コロナウイルスが人工物で、武漢ウイルス研究所から流出したと証言した」という衝撃情報を報じた(https://redstate.com/jenvanlaar/2021/06/11/exclusive-defector-provides-evidence-that-the-chinese-military-orchestrated-the-creation-of-covid-19-and-lab-leak-n395384)。

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