2021.07.04
# 学校・教育

性教育が「遅れに遅れに遅れている」日本の学校教育に対して言いたいこと

「寝た子にこそ性知識」
遠藤 まめた プロフィール

逆に「セックスは結婚してから」と子どもたちに禁欲を求める教育をしていたアメリカのある州では、若くして妊娠・出産する人や、性感染症に罹患する人が増えました。禁欲教育に補助金を出せば出すほど、若者の妊娠が増えるのは皮肉です。

ダメだ、と言われれば言われるほど、むしろ反発してやりたくなる気持ちは想像できます。

インドのお坊さんのたとえ話に、似たような話がありました。あるお寺の門の近くで、立小便をする人はひとりもいませんでした―「ここで立小便するべからず」という張り紙が貼られるまでは。

中高生にはセックスはまだ早い、と思う人たちは、むしろ積極的に性教育を推進したほうがよさそうです。若者に慎重な性行動を望むなら「寝た子は起こすな」よりも「寝た子にこそ性知識」です。

 

面白い性教育

そんなことを言いつつも、私自身は大学生になるまでは、性教育の時間なんてキライでした。異性愛が前提で、LGBTなんて出てこなくて「自分の体を大切にしましょう」と言われても、これっぽっちも響かなかったのです。

私が性教育の話を面白いと思うようになったのは、性感染症にかかった知人と大学時代に出会ってからでした。

その知人は、性教育に関するあるイベントで、自分が性感染症にかかったときの話を面白おかしくしてくれました。性感染症は、ウイルス、細菌、原虫などが粘膜接触(口、膣粘膜、ペニス、肛門などが触れあうこと)によって感染するものです。性感染症にはクラミジア感染症やHIV/エイズ、梅毒、カンジダなどの種類があって、保健所などで匿名・無料で感染しているかどうかの検査を受けることができます。

関連記事