多くの人が知らない…日本という国が抱える“閉塞感”の「正体」

今、必要な「大改革」
大原 浩 プロフィール

自由競争には「審判」が不可欠

アダム・スミスは市場経済での自由な競争を肯定したが、自由な競争を保証する審判としての国家の役割を強調した。

現在米国では、GAFAを始めとするビッグ・テックの寡占を政府の力によって排除する努力が続けられている。GAFAなどの大手企業は、すでに国際競争に打ち勝つだけの十分な力を蓄えたとの判断であろう。

もちろん、国際競争に打ち勝つため、あるいは安全保障のために日本の有力企業を保護することは必要だ。しかし残念なことに、日産、東芝、さらには半導体企業群を見れば分かるように、その点で日本政府(経済産業省)は失策続きだ。

 

一方国内では、政府が大企業の寡占を排除し、自由に新規参入できる環境を整える審判の役割を果たさなければならない。だが、既存の権益を保護し、新規参入には厳しいのが「政府」や「官僚・役人」である。

政府が公正な審判にならならなければ国家は成長しない。もちろん、自らの利権を追求するなどとんでもないことだ。

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