猫ってよく吐くから普通だよね?

猫は犬に比べるとよく吐く。グルーミングにより自分で舐めとった自分の毛玉の塊を吐くこともあるし、フードを一気食べして吐くこともある。

-AD-

ちなみにうちの猫はフードを変更すると必ず勢いよく食べてほぼ100%の確率で吐く。この場合は嘔吐ではなく吐出と呼ばれる吐きなのだが、新しいフードをあげるときは量を少なめに与える、前まであげていたフードに少しずつ混ぜてフードの切り替えを行う、などの工夫をしている。

ただ猫の嘔吐も奥が深く、例えば「もうここ数ヶ月、少なくとも週に1回は必ず吐くけど、猫ってよく吐くからそれって普通ですよね?」と話すオーナーの猫を調べたら慢性膵炎だったことがある。ちなみにオーナーは動物病院で働くベテランの動物看護師だった。

犬に比べて猫は比較的よく吐く。しかし、「よくあること」で済まされないケースも多い。photo/iStock

猫は、犬や人の急性膵炎のように嘔吐や下痢が続いて明らかにぐったりすることは少なく、上記の例のように、「なんとなく吐く回数が他の猫より多いかも?」というはっきりしない症状でも調べてみたら慢性膵炎やその他の消化器系の疾患であることも多い。

病気を見慣れている動物看護師でも「猫はよく吐く」という固定概念に縛られて病気を見逃すこともありうる。慢性膵炎以外にも、猫では消化管にリンパ腫という腫瘍ができることも多い。心配な場合は動物病院に相談するか、定期的に健康診断を受けて全身を精査すると良いだろう。