2021.06.29
# 韓国

文在寅の“大逆走”で、韓国経済を襲う「株価暴落、破産ラッシュ、倒産爆増」の血みどろ地獄…!

武藤 正敏 プロフィール

韓国「失われた10年」へ…?

韓銀はいま金融不均衡を危惧し、資金供給ではなく、資金回収の準備を進めている。

債務の急激な増大、資産価格の過度な上昇、株式などリスク資産に対する過度な投資が同時に起きることで、金融が不安定化し、実体経済にも飛び火しかねない状況を懸念しているからだ。

 

そうした中、韓国政府は、第2次補正予算を編成して35兆ウォン(約3兆4200億円)規模のコロナ災害支援金の給付を準備するという、正反対の方向を向いた政策を展開しようとしている。これは大統領選挙で票を獲得するため現金をばら撒こうという側面もある。

韓銀の引き締めに向かう金融政策と、韓国政府の拡張的な財政政策との食い違いについて韓銀は「自営業・小商工人は金利正常化の過程に苦難があるが、財政政策で苦境を支援してくれるだろう」「金融政策と財政政策が相互補完的に作用するようになれば」いいとして食い違いを否定した。しかし、政府と韓銀の間で適切な政策協調が行われているかは疑問である。

文在寅政権最後の年に、最低賃金が再び大きく引き上げられる一方、金利の引き上げによって資産バブルの崩壊、家計債務の不良債権化の兆候が見られれば、韓国経済は日本の失われた10年と似た状況になる危険性をはらんでいる。

しかし、今の文政権にこうした状況をうまくマネージできる人材はないように思われる。残された1年がとてつもなく長く感じられるのではないか。

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