暴走習近平がいよいよ中国の「不動産バブル」を潰しにかかる可能性

共産党創立100周年を祝った後に…

金融界のドンの警告

中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)主席の郭樹清氏は、6月10日に上海市で開催された「陸家嘴金融フォーラム」にビデオメッセージを寄せ、中国不動産市場について注目すべき発言を行った。

ビデオ内で郭氏は次のように述べた。

「外国為替、金、他の商品先物に投機している人達には、ほとんど一攫千金のチャンスがないだろう。これは、住宅価格が絶対に下落しないという賭けをしている人達と同じで、いずれ大きな代償を払うことになる」

間接的な言い回しながら、不動産投機で金儲けをしようとしていると、これから痛い目にあうぞと警告したわけである。

Gettyimages

こうした警告を中国政府が発するのは珍しいことではないが、今回は今までとは違うのではないかという見方が強い。というのは、郭樹清氏は3年前の同フォーラムにおいても将来を予見するような発言を行っていたからだ。

その発言とは「違法な資金調達と闘う過程で、高収益は高リスクを意味することを国民に認識させるよう努めなければならない。収益率が6%を超えると(返済に)疑問符を打つ必要がある。8%を超えると非常に危険であり、10%を超えるとすべての元本を失う準備をしなければならない」というものだった。

やはり間接的な言い方だが、中国に広がっていた高金利のP2P金融に対する警告を行っていたのである。そしてその後、当時5000社とも言われたP2P金融業者はあっという間に淘汰され、現在では事実上消滅した。

 

中国の金融界のドンである郭樹清氏の警告にはこのような前例があり、今回のバブル潰しも本気ではないかと見られているのだ。

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