2021.07.04
# Amazon

小売り最強・ウォルマート、いつのまにか「巨大なメディア企業」に“大変身”していた…!

田中 道昭 プロフィール

アマゾンへの「逆襲」が始まった

全米でコロナウイルスが猛威を振るい、日本の数倍も多い死者を出した米国で、じつは小売企業のウォルマートは驚異的な成長を遂げている。食品や消費財の宅配プラットフォームの「オンライングローサリー」の急増にともない、ストアピックアップと配送のサービスが2020年度第一四半期に300%も成長したというのである。

ウォルマートは、つい最近まで日本の大手スーパー「西友」を傘下に収めていたので、その名を知る方も多いだろう。

株式マーケットでは、DX(デジタルトランスフォーメーション)に後れを取った小売り企業を「非デジタルネイティブ」と呼んできたが、これまでウォルマートはその筆頭格とされてきた。EC最大手のアマゾンに市場のパイを侵食される「アマゾン・エフェクト」に対して、防戦を強いられるだけの企業だったわけだ。

ウォルマートは、全米でスーパーを展開する。Photo/Gettyimages
 

ところが、そのウォルマートが、いまアマゾンに対して逆襲を仕掛ける好敵手となっているのである。

本寄稿では、かつて「時代遅れの世界一企業」と言われたウォルマートの変貌ぶりを余すことなく紹介したい。無論、そこから得られるのは「DX成功の鍵」である。

SPONSORED